はじめに
携帯電話の普及により、固定電話の必要性について考える方も多いのではないでしょうか。この記事では、固定電話の利用状況からメリット・デメリット、必要な場面、不要な場合、サービスの選び方まで紹介しています。この記事を読めば、固定電話を置くべきか判断できるようになります。
▶︎安全・安心で快適な生活を支える、迷惑SMS・迷惑電話対策アプリのWhoscallはこちら
固定電話の利用状況
総務省の「情報通信白書令和3年版」によると、固定電話の加入契約者数は2009年の5,787万人から2020年には5,284万人と500万人ほどの減少がみられることを報告しています。一方で、固定電話の内、市外局番からの電話番号を利用したIP電話は、2009年の1,453万人から2020年の3568万人とおよそ2000万人と増加しています。（参照：情報通信白書令和3年版）この結果から、固定電話の必要性は低くなりつつあるものの、必要とする方も多くいることが分かります。
固定電話のメリット
固定電話には携帯電話と比べてメリットがあります。ここでは、これらのメリットについて説明します。
社会的信用性が高い
固定電話は携帯電話に比べて社会的信用性が高いです。固定電話は電話番号から発信元の地域を特定できるため、着信時に安心感を与えられます。携帯電話は契約・解約が比較的簡単に行えるため、迷惑電話や詐欺電話に利用されるケースが多く、相手に不信感を持たれる可能性があります。ビジネス面で固定電話を持つと、実態があると思ってもらいやすく、信用に繋がります。
FAXが利用できる
固定電話を契約すると、FAXが使えるようになります。FAXの送受信に固定電話は必須なので、やり取りする相手がいる場合は必要です。
電話番号が変わりにくい
固定電話は携帯電話よりも電話番号の変わる機会が少なく、変更手続きの手間を省けます。契約や登記の電話番号を携帯電話で登録していると、変更の度に連絡や変更手続きが必要です。固定電話は引っ越さない限りは基本的に電話番号が変わることはありません。
災害時でもつながりやすい
固定電話は災害時でもつながりやすく、非常時の連絡手段として役立ちます。固定電話は電話回線を利用するため、電波によらず安定した通話が可能です。固定電話の機種によっては停電時でも稼働するものもあります。
携帯電話の割引対象になる
固定電話回線の契約により、携帯電話の料金が割引になる場合があります。利用している携帯電話キャリアで固定電話回線とのセット割を行っていれば、料金がお得になる可能性があります。
固定電話を持つデメリット
固定電話のデメリットは、基本料金がかかることです。固定電話回線を持たずに携帯電話だけで済ませれば、その分電話にかかる料金は安く収まります。
固定電話が必要な場面
固定電話は社会的信用性が高く、ビジネスにおいて必要性が高いです。ここでは、固定電話が必要となる場面を紹介します。
法人の融資
固定電話がないと、法人の融資を受けるのが難しくなる可能性があります。法人の融資においてビジネスの実態の有無は重要な判断基準です。固定電話があれば、電話番号から地域を特定できるので、事業所の存在を確認できます。一方で、携帯電話だと所在地に関する情報が得られないため、固定電話に比べて信用性が低いです。そのため、法人の融資を受けられなくなるおそれがあります。
FAXの送受信
固定電話回線がなければFAXの送受信はできません。送信だけでなく受信もできないため、FAXにて連絡を取りたい相手からすると不便に感じられます。ビジネスにおいては取引ができない場合も考えられます。
固定電話が不要な場合
固定電話がなくても困らない場合は、設置の必要がありません。ここでは、固定電話が不要な状況を紹介します。
固定電話で連絡をとらない
固定電話を使う機会がなければ、なくなっても支障のないことがほとんどです。固定電話へ連絡の来る可能性がある方へは、携帯電話へ切り替える旨を伝えておくと、困らせることもありません。
FAXを使わない
固定電話で連絡をとらないかつFAXを使わない場合は、固定電話の必要性は低いです。携帯電話などの連絡手段で事足りるので、固定電話がなくても影響はないでしょう。
法人・個人事業主でない
法人の場合は、融資を受けるなど社会的信用が必要な場面において、固定電話のある方が有利です。一方で、携帯電話で代用しても支障はない個人の場合だと、信用面において固定電話がなくても問題ありません。
固定電話サービスの選び方
個人で固定電話サービスを利用するなら、基本料金や通話料の比較が選択のポイントです。かける電話番号の種類や地域によって通話料が異なるので、対象の通話を安く行えるサービスを選ぶと良いでしょう。法人で固定電話を設置する場合は、利用規模や必要な同時通話数を考える必要があります。法人なら同じ電話番号で同時に外線通話のできるビジネスフォンやPBXが便利です。離れた事業所間や携帯電話を内線利用したい場合は、クラウドPBXにて実現できます。
まとめ
固定電話の必要性は連絡の有無、社会的信用性の重要性、FAX送受信の有無によって変わります。それぞれの状況に応じて設置や撤去の判断を行いましょう。
▶︎安全・安心で快適な生活を支える、迷惑SMS・迷惑電話対策アプリのWhoscallはこちら
参考記事：電話番号識別アプリ「Ｗhoscall」の評判・レビュー
この記事の執筆者について
ぷるる ぷるるはWhoscall Japanの公式キャラクターで、迷惑電話や詐欺対策に関する貴重な情報をお届けします。愛らしい外見と時々の毒舌で、安全なコミュニケーションのヒントを提供。ぷるるの記事をチェックし、安全で快適なコミュニケーションライフを手に入れましょう。 |  |